吉島南商店街 [現存せず]

不詳

戦後に数多く建てられたアーケード型共同化商店街(勝手に命名)の一つ。日本的なパサージュと言えなくもない。区画整理された街区に細長い二階建てを二棟つくり、間に屋根を渡している。内部構造は不明だが、おそらくメゾネットの長屋であろう。訪問時には既に多くの店舗は閉鎖されていた。
文化財と位置付けることは難しいが歴史を刻む中で趣深い空間となっている、こういう物件こそ、リノベーションで蘇らせる社会的意義が大きいだけに、解体は残念でならない。