I 医院

不詳 1923

#1

尾道駅北口近くに建つ医院。4階建てで、1階は石積みで壁を作っているような表現、2階から上は柱が伸びていくような垂直性の表現となり、明確に差を付けている。さらに頂部にはペディメントの表現や雷文が見られ、両端にはピラスター(付柱)が付く。デザインとしておさまっているかはともかく、ギリシャ神殿以来の様式を参照している跡がうかがえる。町場の様式建築とでも呼べばいいだろうか。