半べえ庭園

重森三玲 1970

広島デルタの南端部、仁保・本浦で果樹園を経営していた金井半(かないなかば)は、敷地内にツツジを植えることを思い立ち、1936年に「金井公園」をオープンさせた。その後、広島遊園地、半兵衛庭園と名称を変えつつ、ツツジの名所として定着し、現在は庭園のほか料亭・温浴施設として知られている。
建築ファンとしては重森三玲(しげもりみれい・1896-1975)作庭の「聚花山(しゅうかざん)の庭」をぜひ押さえておきたい。