定光寺観音堂

不詳 1463

弓削島の高台にある寺院の小さな観音堂。現地の案内板によると飛弾の工匠によると推測されるという。1980年に解体修理完了といい、目で見た範囲では瓦(もちろん本瓦である)は多くが新しいものに交換されているようだが、室町時代の創建時の木材や瓦も残っているようだ。それほど細かな細工は見られないが、アクセントになっているのは正面の桟唐戸で、禅宗様の特徴をよく表している。