鞆の津ミュージアム

不詳 19世紀(改修:竹原義二 2012)

歴史ある醤油蔵のリノベーション。使われなくなり痛んでいた蔵を社会福祉法人が借り受け、オリジナルの建物を活かしながら、アール・ブリュット作品(*1)を中心に扱う展示スペースへと再生された。展示スペースを仕切る壁は耐震性を与えるため新設された耐力壁だが、伝統的な土壁にしてあり、従来部分との違和感を少なくしている。
狭義のアール・ブリュット以外にも、なかなか他では見られない切り口の企画展が行われているので、鞆を歩く際には立ち寄ってみるといいだろう。