コミュニティほっとすぺーすぽんぽん

ラーバン 2006

福祉作業所を中心としたコミュニティ施設。小さなギャラリーとカフェが併設され、地域社会を指向したヒューマンスケールの建築となっている。 屋上緑化も楽しい。
この建物は計画から施工まで、多くの関係者やボランティアの手がかかっている。縄張りから土壁塗りに至るまで、建設工事そのものがワークショップのように進められた。例えば公園でも、計画段階の住民参加の有無で完成後の管理状態がまるで違うのはよく知られているが、この建物も同様で、センス良く丁寧な維持管理ぶりが空間からも読み取れる。
「ふらりと立ち寄りたくなるような…」という枕詞がピッタリの良作だった。