なぎさ公園小学校

村上徹 2002

[注意] ここに掲載した写真は見学会の際に撮影したものです。通常は非公開であり、無断撮影は学校側の迷惑となりますのでお控えください。


広島市の西部、埋め立て地に新設された私立の小学校。ボリュームは大きく3つあり、北側(通称「山棟」)、南側(通称「海棟」)、そして東側(体育館)。消化容積率は35%程度で、高さはいずれも1~2階におさえられ、空が近い印象を受ける。
校舎内の配置計画は南に教室で北に共用廊下と、セオリー通り(矢野南小ではこれが逆になる)だが、広めのフリースペースが用意されていて運用の自由度を高めている(写真#6)。また、天高は高い箇所と低い箇所のメリハリが付いており、場所によっては驚くほど天井が低い(長身の大人ならギリギリ)のも特徴と言えるだろう(写真#5)。
個人的に一番グッと来たのは講堂の造形。見学時は夕暮れだったので全体的にあまりうまく撮れていないなか、講堂だけはこの時刻の訪問がベストだったと思う。(写真#7-8)